ゆかし あたらし

いろいろ書きます。穂乃果ちゃんが好きです。

新田恵海 - Sweety wars♡(プラマイウォーズOP) 歌詞

stand up! 好きなことに手を伸ばして

No chance!?(boo)

one chance♪(Yeah)

自分らしくいきましょ

 

NO way! 急に君が現れて

アタシの世界が一瞬で色づく

 

運命なんて言葉はいらない

うれしいこと 楽しいこと 全力でつかむから Jumping up!

 

恋のはじまりなんて 気づいてなかったの

変わらないはずの毎日が動き出すよ

「キミのこと知りたい」なんでこんな気持ち

ここはまず様子見です! 準備整えます!

深呼吸してスタンバイ

believe in アタシの Sweety wars ♡

 

Always キミといるとドキドキって

No chance!?(boo)

Let's chance(Yeah)

もうごまかせないよ

 

Non Non! 少しくらい振り向いて

わがまま ヤキモチ 乙女心ってやつです

 

落ち込んでなんていられないから

きらめいて かがやいて 全力で前を向け もっとー!

 

恋の教科書なんて どこにもないんだね

キミ対策したいのにわかりません(ノ△・。)

「キミのこと教えて」って声ふるえちゃったよ

照れ笑いの横顔に 心がぎゅっとなるの

一歩踏み出す勇気

believe in the shining days with you

 

キミと恋したいなんて キミが大好きだって

言葉にするのはちょっとはずかしいけど・・・

初めての気持ちを 楽しんだもん勝ち

様子見はおしまいです! 準備OK!

さぁ Ready Go!(Go)

こころからが勝負開始!

believe in ふたりの Sweety wars ♡

 

せーの! 恋色世界へ Go!!

 

 

 

 

間違った正しさに固執する理由 ー花咲ワークスプリング! 不知火祈√についてー (4426文字)

(割とネタバレ有り)

・はじめに

というわけで、花咲ワークスプリング!の祈ちゃん√についてです。

カルマルカ*サークルを予約購入してあの惨事だったので全く期待していませんでしたが想像以上の出来でビックリしました。*1

本題に入る前に1曲聴いて貰いたい曲があります。

西沢はぐみで"7th WORLD'S OUT"です。


「7th WORLD'S OUT」 西沢はぐみ - YouTube

君が築き上げた狭い未来を壊し、欺瞞な正しさから君を奪い返す。

まさにこのお話にぴったしな曲ですね。

 

・キャラクター

まず、祈ちゃんは人と関わりを持つことを極端に嫌い、友情や愛情など人との関わりを徹底的に馬鹿にします。ですが、祈ちゃんがいつか語った好きな漫画のワンシーンは少年漫画にありがちな友情を強調するようなシーンです。そうです、彼女は本気でそんな事思ってるわけじゃないんです。そう思わざるおえないのです。彼女はコミュニケーションがとても苦手です。もしここで人と関わる事、それが世間一般でいわれてるように大切な物だと認識したら、自分がとんでもない不良品になる。だから、彼女は人と関われないのではなく人と関わらない道を選んだのです。彼女は頭がいいのでもちろんそれに気付いています。最後の方に主人公も指摘しますが一種の逃げですよね。実社会だと中高生ぐらいに努力に対して同じ事する人がよくいますよね。

また、彼女と兄の間の関係の問題は複雑ですし物語の根幹になってます。彼女は兄の事を憎んでると言っていますが実際はどうなんでしょうね。兄が好きな主人公の妹、ののかと楽しそうに妹トークを繰り広げたりするところとかからみて決して兄の事を嫌ってるわけではないと思います。実際に本人もそれを認めています。彼女は兄が自分のために尽くしてくれた事を知っています。しかし、兄から迷惑をかけられた事も不可抗力とはいえ裏切られた事も事実です。また、近くにコミュニケーションが得意な人がいるのに自分は極度に苦手、その劣等感も強く心に刻まれています。そして、なにより最後の言葉が彼女を縛り付けています。作中では呪いと言われていました。その呪いをなんとかできる唯一の人間はこの世にいない。八つ当たりだってそんな事は分かっている。でも誰かのせいにしないと自分が保てない。なかなかに闇が深いですね。

そして、彼女は兄と同じぐらい自分を憎んでいます。今まで述べてきたように彼女は自分の欠点をちゃんと理解しています。その上でこういう"セコい"手段を取ってる事も彼女は理解しています。だからこそ彼女は自分が嫌いなんです。必死に表面は強く振る舞おうとしていますが、実際は自分が嫌いで自分に自信がなく不安で不安で仕方ない。やっぱり攻撃的な人間って内面は弱いもんなんですね。

また、性格はとてもストイックで自分より遥か目上の人に対しても間違った物には間違ってるとはっきり言います。彼女は兄みたいになりたくなかったからと言っていましたが僕は生まれつきの物なんじゃないのかと思います。*2

最後に、彼女は意外にロマンチストです。漫画やゲームの影響と異性との付き合いがほとんどなかった事が原因なんでしょう。処女を拗らせたとでも言うんでしょうかね。そう考えると、彼女はいろいろ詰んでて童貞を拗らせたキモオタクを可愛い女の子に変えたような存在なのかもしれませんね。

 

・友達パート

なんかよく分からない出会い方をする主人公と祈ちゃん。運命を感じますね。

パンツ見られたぐらいであそこまでオーバーに反応するところがいいですね。

そこから二人の微妙な関係が続いていきます。

いやー 人を小馬鹿にしたような態度を取る女の子っていいですね、僕すごく好きです。そういう人に限って自分がちょっと馬鹿にされたら顔を真っ赤にして怒るのがとても面白いですよね、もちろん彼女もそうでしたね。

そして、彼女は主人公が幽霊部の勧誘をした時に"群れる"事を徹底的に馬鹿にしていきます。すでに述べましたがこれは本心ではなく、ただ群れる事ができない事を自分の中で誤魔化すだけの何かなんだろうと思います。まあ、出会ってすぐの主人公はそんな事気付きませんよね。

しかし、それからも主人公は彼女にめげずにしゃべり方続けます。人間関係でめげない力がコミュ力なのかもしれませんね。

そして、仕分け委員会とのごたごたの日になります。地下の部屋にいたという事は既に先輩に説得させられてたのかもしれませんね。上級生で肩書きある人相手にも何も臆すことなく間違ってる事には間違ってると言うのはすごいですよね。ぼくの友達にも空気を読まずに間違ってる事に間違ってるって言えるタイプの人がいましたね。その友達は結局公安系のお仕事に就きましたが、彼女もそういう仕事が向いてるのかもしれませんね。

次の大きなイベントは主人公が彼女の兄の事に触れた時の事ですかね。大して親しくもないなかで主人公に自分の心に深い闇を作っている兄の事に触れられた事に激昂します。それから、主人公は一線を超えないように気をつけます。嫌な事は嫌というのも円滑なコミュニケーションのために必要な事なのかもしれませんね。

それから運命なのか頻繁にいろんなところでエンカウントする主人公と彼女。*3さっきのような事態があったせいか適度な距離感を守る主人公、そんな主人公の心遣いによる距離に心地よさを感じる彼女。めげないって大切ですね。そして二人は自然と惹かれていきます。

 

・恋愛パート

そんなこんなで両想いになっていく二人。可愛いければマイナスポイントもすべてプラスになるので強いですよね。主人公の事を好きじゃないと必死に心の中で言い訳する彼女、でも心の中のもう一つの彼女は認めたくない事実を冷静に告げます。こういう脳内討論(?)っていいですよね、僕も割とやるんですがエロゲでやるヒロインって初めて見た気がします。

主人公も主人公で落とそうと躍起になっています。それにしてもアクターは有能ですよね。今回も主人公に適切なアドバイスを与えます。告白される場所をわざわざテンプレな場所に設定するような彼女の処女っぷりもちゃんと見抜いてますね。

彼女は理性では絶対に交際を拒みますが、深層心理では交際したいと思ってます。それに先ほど述べたように彼女は処女を拗らせていますからある意味すごくチョロいです。それをうまく使ったのがアクターのアドバイス通りのとにかく力圧しの告白なんでしょう。結局、交際を承諾した彼女は「最初からこうなる気がした」といい主人公が「想像通りになって良かったな」と返します。このやり取り個人的にすごい隙です。彼女も彼も理性に感情が勝つことに期待してその場に来たんでしょうね。

それからのデレデレっぷりはすごくすごくいいですよね。いやー このギャップがたまりませんね。祈ちゃん可愛い!可愛い!!可愛い!!!

付き合った当日に夜景見に行くとかも処女っぽくていいですね。あと、Hの時に全然強気じゃなくなるのもギャップがいいですよね。

そんなこんなでイチャコラしながら彼女は主人公にいろいろを打ち明けていきます。

そして、それを少しでもなんとか解決していきたいと主人公が友達にいろいろと相談します。しかし、それがあとで仇となります。

主人公が友達に彼女が主人公だけに教えた事を相談していた事がバレます。普通なら相談していたと思うのが相場なんでしょうけど、彼女みたいなコミュ障と呼ばれる人は悪い方向ばかり考えてしまいます。よく考えたら嗤われる要素なんてないはずなんですが、秘密にしてた情報で嗤われてるんじゃないかとつい彼女はその可能性を考えてしまいます。コミュ障の典型症状ですからね、人間不信ってこれはどれだけ親しい関係にあってもついしちゃいますよね。

彼女は最悪の事態を避けるために自分の気持ちに嘘をついて主人公と別れようとします。一部ではリアリティがないと叩かれそうですがこういうことってありますよね、実際に僕も同じような事しましたし、見ててすごくくる物があります。ここからは一気にクライマックスです。名シーン続きですね。

まず、先輩との問答シーンです。彼女は昔、自分より辛い境遇の人はいくらでもいるから自分はそんなに不幸ではないって言っていましたが、いざ羨ましいとか言われると激昂します。本心ではやっぱり自分の事を不幸だと思っていたんですね。僕が特に心に残ってるのは「自分が間違ってるのは痛いほど分かってる。でもそうするしかなかったからしょうがなくそれが正しいと思い込んで生きてきた」という風な彼女のセリフですね。僕も一回、耐えきれなくなって他人に吐きだした時に言われたんですよね、「あなたは間違ってる」って。そんな事考えたら分かるじゃないですか、なんで改めてそんな事言われないといけないんですか、こっちはずっとため込んで悩んで自己嫌悪してきてるのに、そんな事をこれっぽっちも知らないで偉そうに「間違ってる」って言うのに非常に激しい怒りを感じました。彼女もたぶん似たような気持ちなんでしょう。

そして、最後は主人公との問答シーンです。いやー コミュ障VSコミュ力ある人の代理戦争って感じですね。すごく見てて面白かったです。そうですよね、我々コミュ障はついコミュ力がある人が何の苦労もせずに人と付き合っていけると思ってますけど、実際には主人公みたいに何度もぶつかってもめげずにぶつかっていってる結果なんですよね。その前の問答もそうですけど、彼女の本気の叫びもいいですよね。自分のアイデンティティを賭けて本気で問答してるシーンは本当に好きです。そして、最後に彼女はこれからは人とのつながりを避けるのを辞めようと決心します。もちろん、コミュ力ある人みたいにはなれない事は彼女も分かっていますが、それでも彼女は彼女なりに少しずつでも成長していくでしょう。

あと、最後の敬語からタメになるシーンはとてもいいんですけど、ユーザーに気付かせて欲しかったですね。

 

・最後に

祈ちゃんの内面は我々コミュ障キモオタクにかなり共通する物があります。だからこそやっててすごく面白いですし共感できますし参考になります。

そして、なにより祈ちゃんはすっごく可愛いです。ああいう人を小馬鹿にする女の子ほんとうに好きなんです(2回目)。いやー いまでもそれなりにいますけどもっと増えて欲しいですね。

最後に、序盤でことあるごとに玉潰しネタをいれてくるのは最高でした。フル勃起です!! 是非これからも玉潰しネタに限らずチョッキンネタをいれたりHシーンで玉責めしたりするヒロイン出してくださいね!!お願いします!!!!!

 

 

西沢はぐみ2ndアルバム『ユトロギー』

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花咲ワークスプリング! ハイグレードTシャツ A:不知火祈

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*1:おそらく祈ちゃん√だけですから評価を下げないために他の√は手を出しません。ネットのレビューだとTRUE√の評判が最悪ですよね。

*2:全体的にアスペ気味ですよね。

*3:まあ、僕が選んでるんですけどね。

叶えあなたの夢! ーラブライブ!サンシャインについてー

ラブライブ!の新プロジェクトが唐突に発表されましたね。

賛否両論いろいろあると思いますが僕は少し期待していたりします。しかし、このような新プロジェクトをやる意味とはなんでしょう。μ'sの物語がこれ以上アニメとしては続けられないから代わりにっていうのも理由の一つなんでしょうが僕はそれだけじゃないと思っています。

 

ラブライブ!のキャッチコピーは「みんなで叶える物語」です。

僕の「みんなで叶える物語」の解釈は前にこのブログに書きましたがもう一度まとめておきましょう。 まず、叶える物語は1つじゃありません。アニメの最後に穂乃果ちゃんは3つの夢に対して「叶え!」と言いました。 この、3つの夢、すなわち「μ'sの物語」「μ'sに関わった人(ファンやキャストやスタッフ)の物語」「プロジェクトラブライブ!全体としての物語」。 これらすべての物語を1つめを中心にみんなで叶えていこう、僕はそういう風に解釈しています。

今まで、公式が提供してきた物語は1つめの「μ'sの物語」だけでした。 もちろん、声優ユニットとしてのμ'sの物語は前に書いたように2つめの物語に該当しますが、ラブライブ!公式というより彼女たち自身が発信した物語の欠片をファン達が繋いで物語にしたっていう状態なので置いておきましょう。

しかし、今回の物語はぱっと見で分かる通り「μ'sの物語」ではありません。 公開されている文章の1つである「夢を諦めない事。アイドルから教わったの。」から分かる通り2つめの「μ'sに関わった人の物語」。 とりわけ、僕たちただのファンのような第三者の物語になるのでしょう。

ミルキィホームズでいう3期のように主人公達に憧れる新キャラを出したアニメはよくありますが、結局は主人公達の一部になっているのがほとんどです。

しかし、今回の新プロジェクトはまだ情報が出てないからなんとも言えませんが、μ'sの世界と離れた世界の話に思えます。 亜里沙ちゃんのような「μ'sの物語」の登場人物ではなく、全く外の僕たちファンのような人間が主人公のプロジェクトになるんじゃないんでしょうか?

 

プロジェクトラブライブ!が叶えるべき夢は物語は「μ'sの物語」だけじゃありません。

「μ'sの物語」が中心にあってそれが「プロジェクトラブライブ!全体としての物語」を通して「μ'sに関わった人の物語」に広がっていく、それこそがラブライブの核心だと僕は思っています。

そんなある意味一番大切な2つめの物語、それに公式が焦点を当てる事は新しい取り組みであり、さらにラブライブ!の精神を体現していると取り組みであると言ってもいいでしょう。

悪足掻きはするべきか? ーミルキィホームズTDのテーマについてー

待ちに待ったミルキィ4期も既に5話、期待以上の出来で大満足してます。
ギャグ一辺倒の作品としか思えませんが、このアニメのテーマってなんでしょう?

僕はタイトルに書いた「悪足掻きすることの是非」だと考えています。

それは茉莉音ちゃんに投げかけられた言葉を見れば分かると思います。
まず2話の千田ちゃんです。
なんでこの人(茉莉音)は首じゃないんですか?
その最高のアイドルの仕事が話題性だけでキャスティングされてネットを炎上させる吹き替え、お似合いね

4話のサキコさん、5話の子役ちゃんも同じように「見苦しい姿を晒すぐらいなら辞めろ」というニュアンスの事を言っています。

そして、茉莉音自身も1話のクライマックスまでは「潔く引退しよう」と思っていました。

しかし、茉莉音はトイズを失い過去の栄光に傷をつけてまでも諦めずに悪足掻きをしてきたミルキィホームズ(ミルキィホームズは場末のラーメン屋で働いてたり畑耕してたりFXしてたりなんてしてなかった、いいね!)を見て気持ちが変わります。

「どんなにみっとも悪くても足掻いてみたい」

1話の最後の茉莉音の台詞です。

このように決心した茉莉音に前述のようにほぼ毎話ごとにサブキャラが問いかけます。

「過去の栄光を傷つける惨めな悪足掻きはやめろ」

しかし、茉莉音はいまのところこういう言葉を真摯に受け止め一つずつ成長しながらも決心を曲げていません。

昔からの仲間と離れ離れになっても、新しい仲間と一歩一歩成長していく茉莉音。

諦めずに悪足掻きを続けてエレメントを集め終わった後にはきっと前より格段にパワーアップした茉莉音が見える事でしょう。





<追記>

丁度えみつんが全くではないにしろ歌えなくなったのは何か感慨深いですね。この作品がえみつんの物語に少しでもいい影響を与えてくれるといいですね。あと、全部バックレてもいいんだからゆっくりしてね。

熱くなれても壊れやすい ーラブライブ!1期12話と花田十輝についてー

艦これ3話のとある描写に関してシリーズ構成の花田十輝さんへの批判が高まっています。
それに関して、同じく花田十輝さんがシリーズ構成を担当し脚本も記述したラブライブ!1期12話に対する批判も改めて目にします。

穂乃果ちゃんが大した理由もなくμ'sを放り投げた事が納得できない。それがよく見る批判です。
しかし、本当に穂乃果ちゃんがμ'sを投げ出した事は不自然な事なんでしょうか?僕は決してそうとは思いません。

まず、意外に思われるかもしれませんが普段はあれだけ明るく楽観的でも穂乃果ちゃんのメンタルは弱いです。それは花田十輝さんの書いたアニメではなく、公野櫻子さんの書いた"School idol diary(以下SID)"から読み取れる事です。
穂乃果ちゃん短所であり長所でもある「思いつきで周りを巻き込む」という性格について「それで周りを苦しめてるんじゃないのか」という事を穂乃果ちゃんが過剰なまでに気にしてる事はSIDの秋の学園祭の4つ目の話から十分に読み取れます。
そこでもう1回、12話を見てみましょう。 パーティーの場所で海未ちゃんがことりちゃん留学を告白し、穂乃果ちゃんがことりちゃんに詰め寄り、ことりちゃんがそれに我慢できずに逃げ出します。ただでさえその前のラブライブ!出場辞退の一件のせいでそういう事に過敏になっている中で、自分のそういう性格のせいで苦しんでいたことりちゃんを自分が更に追い込んでしまったという事実は十分に大きかったんじゃないんでしょうか。また、それにことりちゃんを庇おうとした海未ちゃんが追い討ちをかけます。
一言一言が穂乃果ちゃんの本当に痛い所に刺さるように作られてるこのシーンは流石だと感じました。

しかし、どれだけそういう風に精神的にキツい状態になっても穂乃果ちゃんみたいな子があんなに熱意を持ってやってた事を投げ出すかと疑問に思う人も多いと思います。
確かに、μ'sの一番の目的である「廃校阻止」を実現してアイデンティティが揺らいだのも大きい事は理解できるがそれでもあそこまで...と思う人も多いでしょう。
それを理解するには穂乃果ちゃんの性格をもう一歩深く見ていく必要があるでしょう。
まず、穂乃果ちゃんは「周りを苦しめる」という事を気にしてました。これは仲間想いと言えるのではないでしょうか。そんなのわざわざ書くレベルじゃない程明白な事ですよね。そんな彼女がことりちゃんという大事な仲間を失うという事はラブライブ!出場辞退より遥かに重くのし掛かるのは当然でしょう。そして、そんな自分がどうしても許せなくてどんどん自虐的になっていきます。
そして、穂乃果ちゃんが「自分勝手な行動」と悔やむ対象は文化祭のライブ前にした自分の行動だけにとどまりません。そう、廃校の知らせを聞いてその時思いついた事、そう「μ'sの結成」それすらも悔やみはじめているのです。A-RISEのライブ映像を見て穂乃果ちゃんは呟きます。
ーーーおいつけないやーーー
親友を苦しめて目指す場所には到底届きそうにない、そんな自分の「わがまま」に価値なんてあるのか。きっとそう思ってるのでしょう。もちろん、μ'sは奇跡的な速度で順位を上げてきましたし、廃校も阻止できました。そんな事は穂乃果ちゃんも理性では分かってると思います。しかし、穂乃果ちゃんが心の奥底から本当に見てるのは"頂点"それだけなのです。こんなんなら辞めた方がいいに決まってる自虐的になってる彼女がこう思うのも仕方ないでしょう。
そして、それがあのタイミングで爆発します。自己嫌悪が産んだ過度にネガティブで自虐的な思考、エリチはすかさずそれになんの意味もないと鋭く指摘します。しかし、理性的な批判で爆発は収まるわけがありません。そして、 穂乃果ちゃんのスクールアイドルに対する想いがすぐ投げ出す程の事だったと勘違いしたにこちゃんが怒り爆発します。ここではにこちゃんの心情は省略しますがこれが当然な事は考えれば理解できるでしょう。

怒ったにこちゃんは言います。
「こんな事で!!」
これはまさに穂乃果ちゃんがμ'sを投げ出した事をうまく理解できない多くの視聴者と同じ気持ちじゃないでしょうか。にこちゃんは穂乃果ちゃんの内面が分からないので穂乃果ちゃんが本気じゃなかったと決めつけました。しかし、僕たち視聴者は穂乃果ちゃんの内面を知っています。穂乃果ちゃんが本気だった事を知っています。だからこそ更に分からなくなります。
しかし、ここまでご覧になった方はもしかしたら、穂乃果ちゃんにとってはそれは「こんな事」じゃなかった事、そして穂乃果ちゃんのこの時の言動は不自然な物じゃないと分かってくれるかもしれません。(そうなったら幸いですが)
穂乃果ちゃんの性格は決して一般的じゃありません。僕も似たような経験がなかったら穂乃果ちゃんの心情は決して分からなかったと思います。

最後に、こんな特殊な性格をきちんと描ける花田十輝さんは無能どころか有能であると僕は考えます。
僕は彼がアニメの脚本家で一番好きです。

風刺について

こないだのテロ以降何かと風刺について語られる事が多くなったと思います。

風刺は社会を変える"神聖"な手段だと考える人、風刺はヘイトスピーチと紙一重で行き過ぎた物には表現の自由を認めない、など色々とあると思います。

しかし、僕はこのどちらも間違ってると考えています。

まず、風刺は社会を変えるためにあるものではないと僕は考えます。風刺はただ笑うためにあるのであって社会を変える力も何も持ってません。もしそれで社会が変わったならそれはたまたまです。

それと、行き過ぎた風刺もそれどころかヘイトスピーチでさえも僕は表現の自由で保護されるべき物だと考えます。もちろん、モラルの問題として批判される事はあっても、それを公権力が規制する事は行き過ぎた場合のリスクを考えると絶対に行うべきではありません。

繰り返します。風刺は表現の自由で守られるべきではありますが、社会を変える神聖な物でも何でもなく、ただ他人を馬鹿にして笑う低俗下劣な表現です。

そして、最後に言いたいです。
僕は風刺が大好きです!

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