ゆかし あたらし

いろいろ書きます。穂乃果ちゃんが好きです。

白石紬さんの魅力

 

最初に

 白石紬さんの魅力は?と聞かれた時に多くの人はその早とちりが酷くて打たれ弱い所ー分かりやすく言えば"ポンコツ"ーを挙げる人が多いだろう。確かにあの人の目立つ面はそういう所だし多くの人が最初に知るところもそういう所だろう。そのため白石紬さんは見かけだけ強がってるけど中身は……みたいにバカにされがちである。しかし、僕は白石紬さんの魅力はそこだけじゃないと思う。いや正しくはそこなのだがただ"ポンコツ"なだけではなくその奥にある深みのような物、そこにこそ白石紬さんの魅力があると思うのだ。今日はそこを中心に僕が思う白石紬さんの魅力について掘り下げて行きたいと思う。

 

白石紬さんの魅力

①顔、身体

 まず、顔がいい。これはみんな知ってるけど改めて言わせて欲しい。顔がいい。細めのつり目は美少女というより美人に近く、家が呉服屋という事で和服がすごく似合う。身体については全体的にスレンダーでありながらそれなりに出るところが出ておりこちらも文句のつけようがない。あと個人的に付け足したいのは脚である。これはアイマスアイドルみんなそうだから特別白石紬さんがってワケじゃない気もするが、すらりと長く伸びながらもただ細いだけではなく適度に筋肉と脂肪のついた脚、しかも初期SSRの衣装だとそれがとてつもなく似合う。ああいう美脚のキャラに和服とホットパンツの組み合わせを着せるのはあまりに反則である。さらに目を引かれるのがその髪であろう。長くのびたさらさらの髪、自分にはそれを表す語彙力がないのが憎い。脚もそうだけど本当ならここだけで1万文字ぐらいかけたい。でも無理だからこれで勘弁。

②脳

 おそらくアイドルの魅力を語る上で「脳」という章を立てる人はそうそういないだろう。だが、ここで白石紬さんの魅力を語る上では欠かせない要素であると僕は考えてるので語らせて欲しい。

 みなさんご存じの通り、白石紬さんは早とちりや思い込みが酷いところや慣れてない環境でパニックを起こしやすい傾向にある。これは一体どこから来てるのだろうか?僕はそれが脳の先天的な器質的特性から来ていると思っている。つまりこれらの要素は白石紬さんが脳の構造上の問題として生まれつき持ってる物だという事だ。ここで勘違いして欲しくないのは別に白石紬さんに何らかの知的障害や発達障害があると言ってるわけではなくあくまで脳の"個性"としてそういう傾向があると言いたいのだ*1

 ただ白石紬さんは言動はしっかりしてるし、単純な頭の良さはなかなかであることだけは付け加えておきたい。

 最終的にここで言いたい事は白石紬さんのそれらの特性は生まれた時から不可抗力的に持ってる"個性"であるという事だ。この節ではまだこれらの要素がどのように魅力になるかは触れないがこれだけは覚えておいて欲しい。

③家

 白石紬さんの家は金沢の呉服屋だ。金沢というと加賀百万石の城下町として栄えた歴史ある街だ。そんな街の旧家の出身という事で白石紬さんは幼い頃から厳しい躾を受けてきたことが想像できる。実際にミリシタのメモリアルコミュでは立ち振る舞いが完璧であることに触れられている。

 しかし、ここで思い出して欲しい。白石紬さんはそういう礼儀作法などを器用に楽々覚えられるような人間だっただろうか?おそらくそうじゃなかっただろう事はみなさん想像できると思う。またさっきの節で触れたように白石紬さんは小さい頃から早とちりや思い込みが酷く、慣れてない環境でパニックになりがちだったはずだ。もしかするとそういう"旧家の娘として相応しくない"部分を厳しく叱られてきたのではないだろうかと僕は思う。実際にオーディションでの早とちりや思い込みについては気付いた時に黙り込んでしまってる。これはあまりそういう面を人に見せるのははしたないと教育されてきた結果なのではないかと僕は思うのだ。そしてみなさんご存じの通り白石紬さんは自己肯定感が低い。それもこういう幼少期からの体験に由来してるのではないだろうか。

 しかし、白石紬さんのすごいところはそれでもめげずに真っ直ぐ求められる物を表面上だけでもみにつけた所だ。そして白石紬さんの両親も厳しながらもそんな紬さんを暖かく見守ってたように感じる。その証拠といってはなんだが白石紬さんは自分の能力に対する自己肯定感は低けれども自分自身に対してはそこまで否定的じゃない気がする。芯がしっかりしてる。

 また、白石紬さんは地元や実家にそれなりの誇りを持ってる*2。そういう所も両親が厳しさの中に愛を持ってるところが大きいのかもしれない。実際に高3の子供がいきなり上京してアイドルになると言い出した時にいろいろ話し合いがあっただろうが本気なのを前提としてもそれを認めるのはなかなかにいい親じゃないだろうか。

④心

 白石紬さんの魅力というとなんと言ってもその立ち振る舞いや言動に品位があるところだろう。それはただ礼儀作法が完璧なだけではなく、他人に対する意識全てに品位があるということだ。簡単な言葉で言えば思いやりがあるとかノブレスオブリージュを持ってるとかそんな感じだろう。

 また前節でも触れたが白石紬さんは芯がしっかりしてるしというか自分の価値観にきちんと自信を持ってる。しかし、白石紬さんはそれでいて頭が固いわけじゃない。向上心があって自分の成長に繋がるような意見なら一見突拍子のない物でもきちんと受け止める柔軟性がある。ある意味自分の価値観に自信があるからこそそれを揺るがすような"異端"にも寛容でいられるのかもしれない。

 ところで白石紬さんの心について触れるなら認知フレームの歪みについても触れざるおえないだろう。認知フレームの歪みとは人間みんな持ってる世界の認識の仕方の歪みだ。例えば白石紬さんの「あなたは○○が○○だとおっしゃいたいのですか?」という言い方もまさに認知が歪んでる分かりやすい例だ。どうして大きく歪んでしまったのかというと幼い頃から厳しい躾を受けてきて叱られる機会が多かったからだろう。しかし、ここにも面白いところがあってどうして自己肯定感が低いのにここまで強気にでられるのだろう。これはまさに能力に対する自己肯定感は低けれども自分自身に対する自己肯定感は低くない事の表れなのではないかと僕は思う。また、この構文は誰にでもぶつけるわけではない。これはある意味信頼の裏返しなのではないかと僕は思う。自分の中に浮かんだ悪い考えにそうじゃないと言って欲しいからこそ言ってるんじゃないのだろうか。本人からするとそういうはしたない姿をむやみやたらに見せたくないだろうし、人間関係がこじれるリスクも承知してるだろうから、それをする相手には相当信頼してるのだろう。

 

最後に

  白石紬さんについてくどくど述べてきたが僕が白石紬さんに対して感じてる魅力をまとめよう。まず白石紬さんは先天的にそこまで器用にいろいろ出来るタイプでないながらめげずに成長を志向してきた事、そしてあの外見と品位ある立ち振る舞いの相乗効果、さらに頭がよく真面目で他者に対しても思いやりを持って接する事ができて自分の価値観に自信がありそれでいて他人の考えを自分の成長に使える柔軟性もある。つまり、最初から全部が器用にできるわけじゃない人が"高貴"に振る舞おうとするところがたまらなく魅力的なのだ。みなさんも良かったらこれからこういう点に注目して白石紬さんについて見ていただけると僕はとても嬉しいです。

 この企画はやっきゅんさん主催の「たんあいがたり」の8月33日分として執筆されました。前日は凍土高原さんの『七尾百合子が15歳でなくてはいけない私なりの理由 - 透明なモノローグ』です。七尾百合子の持つ危うさや人間的なまたあるいは外見的な魅力について4000文字以上で丁寧に触れられています。論拠の画像等も多めに入ってるのでこの記事よりはるかに読みやすいですね。また明日はシャー芯さんの田中琴葉さんへの語りです。シャー芯さんは田中琴葉なので面白い物が出てくると期待しています。ぜひみなさんもごらんください。

 

*1:もちろん知的障害や発達障害なども一種の脳の先天的な器質的特性であるしこれらも脳の"個性"と呼ぶことは本質的にはあまり間違いではないかもしれないし、そういう特性を持ってる人たちへの差別を解消する上である程度は役立つかもしれない。しかし安易な個性論もこれはこれで大きな問題を生む。受けるべき合理的配慮にアクセスする機会を逃す可能性もあるし、それによって生じる生きづらさを矮小化する事にも繋がるかもしれない。そこはいろいろ難しい問題がある。

*2:金沢の人は全体的に地元につよい誇りを持ってるものらしいが。また、実際に金沢に住んでる人から白石紬さんを見ると典型的な金沢の人に見えるそうだ。